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CADによる配置設計/CADによる単線結線図設計の重要性について。
CADによる配置図を作成することには意味があります。
先ずはGoogle Mapなどからの仮の配置設計により、凡その発電所の容量を掴む意味。
配置することでアレイ間の前後の離隔や周囲からの影の影響をある程度事前に知ることができる意味。
配置してみて初めて分かる電線の経路(系統設計)と亘長設計、電圧ロス設計なども然りです。
そして実際に現地に赴いての正式設計では、これらの要素を踏まえた最善の配置設計が求められます。
この最善の配置設計には様々な要素が絡み合っており、まさにここが設計士の腕の見せ所となります。
配置設計如何で発電所のバリューのすべてが決まると言っても過言ではありません。
更にはCADによる単線結線図には、大きく2つのものがあります。
1つは発電所全体を俯瞰する単線結線図(単線系統図)。
もう1つはキュービクル受変電設備の単線結線図です。
どちらも非常に重要ですが、忘れてはならないのがキュービクル受変電設備の単線結線図設計です。
何故なら、発電所の電気は必ず最後にはこのキュービクル受変電設備を通ります。
そう、必ず通るこのキュービクル受変電設備の設計は、これもまさに設計士によって良くも悪くもなります。
また、昨今厳しさが求められてきている保護継電器の二重化や励磁突入に対する設備設計も必要です。
OVGRが構外の地絡を検出した際に、インバータの外部接点で飛ばすのか、直上の開閉器で飛ばすのかも含まれます。
複雑な設計なればこそ、20年間、いや、それ以上を見越した様々なCAD設計が必要になります。
何なりとご相談ください。
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